HSP3 デバッグ (標準のデバッグウィンドウを使用) 0.6.0

HSP3 Debug Window Adapter for VSCode：標準デバッグウィンドウを活用したスクリプトデバッグ

HSP3のスクリプトを効率的にデバッグするためのVSCode拡張機能「vain0x.hsp3-debug-window-adapter」を紹介します。この拡張機能は、HSP3標準のデバッグウィンドウを利用し、VSCodeのデバッグツールを使用せずにスクリプトのデバッグ実行を可能にします。

インストール方法

1. VSCodeで「vain0x.hsp3-debug-window-adapter」を検索し、インストールします。
2. 設定を開き、HSP3のインストールディレクトリを指定します。例えば、以下のように設定します：

{
    "hsp3-debug-window-adapter.hsp3-root": "C:/Program Files (x86)/hsp36"
}

注意点

• HSP3のインストールディレクトリはシステム変数 dir_exe で確認できます。
• パスの区切りには \\ または / を使用してください。

既知の不具合

• shift_jis のソースコードやランタイムを使用している場合、正常に動作しない可能性があります。

設定方法

スクリプトのエンコーディングは自動判定されます。以下の記述が含まれている場合、スクリプトはUTF-8として認識されます：

#include "hsp3utf.as"

#include "hsp3_64.as"

判定がうまくいかない場合は、「実行とデバッグ」タブから launch.json を作成し、utf8Support の値を設定できます：

{
    略,
    "configurations": [
        {
            略,
            "utf8Support": "disabled"
        }
    ]
}

utf8Support の設定可能な値は以下の通りです：

• enabled: 入力されるスクリプトはUTF-8エンコーディングとみなされ、生成されるデータもUTF-8エンコーディングになります。
• disabled: 入力されるスクリプトはshift_jisエンコーディングとみなされ、生成されるデータもshift_jisエンコーディングになります。
• その他：
  • auto: 自動判定（既定値）。
  • input: 入力されるスクリプトはUTF-8で、生成されるデータはshift_jisになります。
  • output: 入力されるスクリプトはshift_jisで、生成されるデータはUTF-8になります。

開発者向けドキュメント

詳細な開発者向け情報は development.md を参照してください。

ライセンス

この拡張機能はCC0-1.0ライセンス（LICENSE）で提供されており、自由に使用できます。用途の制限や権利表記の義務はありません。